2020年7月。 コロナ禍に突入し緊急事態宣言下において、講談会も相次いで中止となり講談師たちは稽古もままならない状態でした。 そんな中で「時代はYouTubeや!」と発起したのが旭堂南鷹。 YouTubeを見渡すと同業他者も番組をあげている。 「こりゃやるしかない!」と一念発起。勝つためには画像と音だ!っと業務用のビデオカメラやプロがおすすめするマイクなど一式揃えた。 さて、どこで撮ろうか?と言うときに、谷町四丁目に物置になっていた地下スタジオを発見! 早速オーナーに交渉し、高座を作り、グリーンバックを張って、照明をこれでもかと入れて、講談スタジオに仕立て上げた。 南鷹の「やっぱり生が一番や〜」の掛け声で、いきなりの生配信に挑戦! オンエア開始直後からハウリングで中断。なんとか再開して終えることができたが、反省会で「やっぱり生は危険や」と反転。 そこから収録に切り替えて現在に至る。 旭堂南鷹、南亰、南扇、南雲、南歩の5人で始めた谷四座ですが、現在3団体に分裂している上方の講談界の現状を打開するために、協会の垣根を取っ払うために、伝播堂が主宰する任意団体として運営し、講談師本人の意思で参加できる新たな場所として提供してくこととしました。 そして、途中から南鷹の預かり弟子となった南也、南喜も合流し、人数も充実! 仕事の幅も徐々に広げており、最近は『谷四座』としてお仕事をいただく機会も増えてきました。 今後も基本的にはネット配信を中心に活躍しながら、谷四座は上方講談の新たな可能性を導き出してまいります。
以下の動画は全てT4スタジオにて収録し、伝播堂にて編集したものです。 YouTubeには400本以上の創作講談を中心にアップしています。